中二病でも恋がしたい! の感想

最終回したので。ネタバレありつつ。ネガキャン気味です。

TVアニメ『中二病でも恋がしたい!』公式サイト


序盤の中二病コントのあたりは本当面白かったです。後半次第では神アニメになるんじゃないかという感じがしました。


シリアス展開開始あたりから失速失速言われてたわけなんですけど、やっぱりあそこで「父親の死」という理由を六花の中二病に対して与えてしまったことで視聴者の共感を失ったと思うんですよね。

あのあたりから六花の父の死をどう解決するのかっていうお話になって、中二病が物語の主題ではなくて手段になったという感じでしょうか。

そんな展開の末に、最後に「人はみんな中二病なんだ」と言われても、「まぁたしかに六花のこの状態を解決するには、とりあえずそういう事にするのが一番良いよね」っていう感じにしかならないんですよね。


もしもですが、六花が単に痛い奴ということであったとすれば、シリアス展開に入っても共感は失われなかったと思います。あるいは凸守主人公とか。


11話の六花に対するクラスメートの拍手、あれはエヴァーの最終回の拍手に通じるものがあります。中二病でも恋がしたいでは、本来はあの拍手を否定することが物語のテーマだったと思いますが(そしてそれはとても良いと思うのですが)、「父の死」というのが重すぎて元々のテーマがどこかに消えちゃってる感じがします。


だから是非、凸守主役でやってほしいですね!!!
凸守大好きです。


くみん先輩。
アニメオリジナルキャラとのことですが、序盤はいい味出てたと思うのですがシリアス展開開始と共に何も機能しなくなってしまいました。もしこのアニメが失敗だとするならば、くみん先輩が途中からフェードアウトしちゃうのと原因は同じなのでは。