会社をやめよう!

僕は今年いっぱいで今務めている会社を辞めて、ニートでもやって、それから転職しようと考えているのですが、周囲の方々(特に大人の人達)からはものすごい勢いで反対されます。たぶん他に転職を考えてる方々も同じような状況になるんじゃないかなと思います。

僕としては日本社会の最大の問題は労働力の分配が機能不全に陥ってる事だと思うので、失業や転職等は推奨こそされ反対される理由が全く分からないのですが、まぁ基本的に反対する人の言うことはワンパターンなので、ちょっと反論しておきましょうか。


・不景気のこのご時世に会社辞めるなんてとんでもない
僕は今が不景気だとは全く思ってないんです。まぁいまの日本の実力からしてこんなものだろうと思います。それどころか、これからどんどん高齢化が進んでいきますし、借金1000兆円超えていつ財政破綻(あるいわ介入による大増税・超緊縮財政)が起こるか分かりません。また、自分や家族の健康だっていつ問題が発生するわかりません。これから先の日本では、会社を辞めて転職する最高のタイミングは常に”今”なのです。


・今の会社が気に入らないならお前が会社を変えていけばいいじゃないか
日本の会社というのはある程度の年功序列が守られているのが基本なので、会社を自分の判断で動かすためには何十年と待たないとなりません。しかも僕が務めているような何千人と社員がいるような会社の場合、全ての中心に人事という組織があり、開発部署の経営者層といえども人事を説得する事は並大抵の事ではありません。自分がいる会社を自分の思い通りに変えようとするようりも、自分が良いと思う会社に移った方が遥かに効率的ではないでしょうか。


・一つの会社で一生懸命働き通すのが素晴らしい
前述してますが、僕は労働流動性の低さが日本社会最大の問題だと思っているので、会社をコロコロ変わって働くのが素晴らしいと思ってます。ずっと同じ会社で一生涯働き通すのが社会のためというのは、80年代あたりまでの単純労働が主体の社会では通用する理屈ですね。そういう社会では、何も考えずに上司の指示通りに作業していくのが一番効率がいいです。ただ、単純労働はどんどん海外に出て行ってしまい、もはやそのような時代は終わってしまいました。そうなってくると適材適所の人材配置こそが大切になってくるため、一人の人間が一つの組織に固定されてしまう終身雇用という考え方自体が社会にそぐわなくなっていると思います。


・厚生年金どうすんだ
僕達若い世代はそもそも老後になっても年金なんて貰えません。むしろなんで払ってるのか意味が分からない、どうすれば払わなくてすむかと日々思っているところです。


・せめて次の会社決めてから辞めたら?
上記したように、僕達は老後年金が貰えません。これはどういうことかというと、稼働能力が無くなって生活保護が貰えるようになるまでは働かなければならないということです。僕達の世代にとって老後の引退というのは、働けないほど体に問題が発生した時に始まるものであって、それで引退してもあんまり楽しそうな感じがしません。だから普通にやってると一生休み無しということになるので、ある程度自分で決断して長期休暇をとっていく必要があります。転職のタイミングなんていうのは最高のタイミングで、ここで休まずいつ休むという感じですね。